青天、哉。




少なくとも、あの頃のバイト先は、私の居場所ではなかった。


店長はあんな感じだし、他の従業員やパートのおばさんも、どこか陰険で、近寄りたくないタイプの人ばかりだった。


しかし、そんなコミュニティにも、耐えてやろうという気持ちがあった。


大人の働く理由がきっと、そんな気持ちと大体が同じで、18歳、法律上だけでなく、本当の意味での大人になりかけていたのだろう。


とにかく、私は必死になって働いた。



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