若旦那様の憂鬱〜その後の話し〜
そこから柊生の行動は素早く、バッと花を抱き上げると有無を言わさず洗面所に連れて来られ、着ている物を剥ぎ取られてしまう。
明るい場所で恥ずかしくて、しゃがみ込む花を気にする事なく、柊生も自分の着ていた服をガバッと雑に脱ぐ。
えっ⁉︎えっ⁉︎っと花が思っているとまた抱き上げて、風呂場の中へ…。
花は思考がついていけず、瞬きを繰り返すばかりで、シャワーをかけられながらそれでも必死に胸だけは両腕で隠す。
「はい、手は横、ビシッとして。」
容赦なく柊生に腕を取り外され、アワアワと体を洗われていく。
「ひゃっ。」
不意に胸に触られびっくりしてしまう。
その後は洗われているのか、抱かれているのか分からない感じに責め立てられて、花は息を乱し声を堪え、何度となく煽られる。
「…もう限界だ…花の中に入りたい。」
そう言われ壁際に追い込まれたかと思うと、花は柊生にしがみ付くしか無くて…
結局、達するまで離してもらえず柊生の熱に翻弄される。
「…柊…君…」
煽られ、鳴かされ息絶え絶えの花が柊生の名前を呼ぶ。
「花…辛いか?」
体勢を心配した柊生は繋がったままバスタブのヘリに座り、花を膝の上に座らせる。
はぁはぁと、荒く息をする花の背中を優しく撫ぜ、ぎゅっと抱きしめる。
「悪いがまだ、離してあげられない。」
気付けばその後もベッドでもう一回…
花はぐったりとまた眠りに着く。