若旦那様の憂鬱〜その後の話し〜
弓道大会当日
翌週末、いよいよ弓道大会の日。
前日に、外出許可を貰おうとする花を慌てて留めるハプニングがあったものの、柊生は体調もメンタルも整った状態で今日を迎える。
朝、
「行ってらっしゃい、頑張って来てね。」
花から笑顔で見送られ、何年振りかの大会に出発する。
「駄目でもちゃんと終わったら連絡入れるから、大人しく待ってるんだぞ。」
兄仕様になった旦那様はそう念を押して出かけて行った。
数分後…。
「おはよう。花ちゃん」
キラキラの笑顔の間柴と美波が病室にやって来た。
「おはようございます。今日は朝からありがとうございます。」
実は、花は柊生に内緒で外出許可を取っていて、2人には一緒に同行してもらう手筈を整えていた。
ごめんね、柊君。あんなに来ないでと念を押されたのに、内緒で行く事に罪悪感を覚える。
前日に、外出許可を貰おうとする花を慌てて留めるハプニングがあったものの、柊生は体調もメンタルも整った状態で今日を迎える。
朝、
「行ってらっしゃい、頑張って来てね。」
花から笑顔で見送られ、何年振りかの大会に出発する。
「駄目でもちゃんと終わったら連絡入れるから、大人しく待ってるんだぞ。」
兄仕様になった旦那様はそう念を押して出かけて行った。
数分後…。
「おはよう。花ちゃん」
キラキラの笑顔の間柴と美波が病室にやって来た。
「おはようございます。今日は朝からありがとうございます。」
実は、花は柊生に内緒で外出許可を取っていて、2人には一緒に同行してもらう手筈を整えていた。
ごめんね、柊君。あんなに来ないでと念を押されたのに、内緒で行く事に罪悪感を覚える。