若旦那様の憂鬱〜その後の話し〜
「宮本さん、あなた昨日ちゃんと園に返信した?休園だからって、朝からゴロゴロしてたんじゃないでしょうね。」
朝から菜摘先生の厳しめの声が飛ぶ。
「おはようございます。昨日は起きて直ぐに返信しました。」
起きて直ぐ、あられも無い格好ではあったが…とりあえず園にはこちらは問題無しです。と、あらかじめ決められている、緊急園休日のマニュアルに沿って返信した。
「そう…なら良いけど、
普段からぼぉーっとしてるから心配になったのよ。」
ツンツンした態度で冷たく言い放つ。
これは菜摘先生の通常運転だ。
来たばかりの頃はビクビクしてしまったけれど、誰にでも父兄以外は、この塩対応だと美波先生に教えてもらい、ホッとしたのはつい最近。
それまで何か自分に落ち度があったのかと、不安になり落ち込む毎日だったから、本当にホッとしたのだ。
隣の席の美波先生とは気が合い、この3か月で仲良くなる事が出来た。
園長しか私が結婚している事を知らない。
でも、美波先生には出来るだけ早いうちに伝えたいと思っている。
「花先生、今日は子供達の体調管理に目を配って下さい。豪雨で怖い思いをした子も少なからずいるだろうし、少しでも元気が無いと感じた場合は直ぐ報告をお願いします。」
「はい。分かりました。」
私は園長先生のその言葉に身を引き締め、
今日、1日が始まる。
朝から菜摘先生の厳しめの声が飛ぶ。
「おはようございます。昨日は起きて直ぐに返信しました。」
起きて直ぐ、あられも無い格好ではあったが…とりあえず園にはこちらは問題無しです。と、あらかじめ決められている、緊急園休日のマニュアルに沿って返信した。
「そう…なら良いけど、
普段からぼぉーっとしてるから心配になったのよ。」
ツンツンした態度で冷たく言い放つ。
これは菜摘先生の通常運転だ。
来たばかりの頃はビクビクしてしまったけれど、誰にでも父兄以外は、この塩対応だと美波先生に教えてもらい、ホッとしたのはつい最近。
それまで何か自分に落ち度があったのかと、不安になり落ち込む毎日だったから、本当にホッとしたのだ。
隣の席の美波先生とは気が合い、この3か月で仲良くなる事が出来た。
園長しか私が結婚している事を知らない。
でも、美波先生には出来るだけ早いうちに伝えたいと思っている。
「花先生、今日は子供達の体調管理に目を配って下さい。豪雨で怖い思いをした子も少なからずいるだろうし、少しでも元気が無いと感じた場合は直ぐ報告をお願いします。」
「はい。分かりました。」
私は園長先生のその言葉に身を引き締め、
今日、1日が始まる。