若旦那様の憂鬱〜その後の話し〜
子供達が揃うと、午前中はカリキュラムに沿ってそれぞれの教室で楽しく過ごし、給食の時間、お昼寝の時間、その後は自由時間でそれぞれ他のクラスと混ざって外遊びや中遊びで、好きな事をして過ごす。
3時になると少しずつお迎えが来て、段々人数が減っていき預かり保育は夕方6時まで。
私達先生の通常勤務は5時までなので、4時あたりから預かり専門の先生が来て徐々にバトンタッチしていく。
保育士は保育意外にもいろいろあって、子供達がお昼寝の間に連絡帳を書いたり、教室の清掃にトイレの清掃。
お遊戯会の制作や夏祭りの出し物決め、他の保育園との交流会や研修会などの出張もあったりする。
そして1日があっという間に終わっていく。
お昼も子供達を見ながら一緒に食べる為、スマホを見る暇も、御手洗いに行く時間だってままながらない毎日だ。
柊君は毎日必ず、お昼にはメールをくれるから出来ればタイムリーに見たいのだけど…。
ロッカーにしまう事が原則なので、ほんの少しの間にチラッと見る事しか出来ない。
今日もお昼ご飯を食べて、御手洗いに向かうほんのちょっとの時間でスマホを覗き見ると、
『お疲れ様。
今夜は買い物の後にどこかで食べて帰ろう。
忙しくてもちゃんと水分補給忘れないように、外の日差しがキツいから、帽子もちゃんと被るように。』
と、母親のようなメールを貰う。
ふふっと笑って私も負けずに、
『お疲れ様。
柊君もお弁当しっかり食べてちゃんと休憩取ってね。秘書さんに怒られ無いようにね。』
と、メールした。直ぐに既読が付いたかと思うと、
『花の唐揚げ美味い。』
と、メールが届いた。
タイムリーでメールが見れて今、この瞬間に柊君と繋がっているんだと、思うだけで気分は上がり自然と笑顔になる。
「花先生、今日は一段と楽しそうですね。
何が良い事でもありましたか?」
保育時間が終わって、職員室に戻ると間柴先生が声をかけてくる。
「あっ、いえ…。
今日は何ごとも無く1日終わったなと思って。」
旦那様とのメールのやり取りを思い出していたからなんだかバツが悪い。
苦笑いして、なんとか話を取り繕う。
3時になると少しずつお迎えが来て、段々人数が減っていき預かり保育は夕方6時まで。
私達先生の通常勤務は5時までなので、4時あたりから預かり専門の先生が来て徐々にバトンタッチしていく。
保育士は保育意外にもいろいろあって、子供達がお昼寝の間に連絡帳を書いたり、教室の清掃にトイレの清掃。
お遊戯会の制作や夏祭りの出し物決め、他の保育園との交流会や研修会などの出張もあったりする。
そして1日があっという間に終わっていく。
お昼も子供達を見ながら一緒に食べる為、スマホを見る暇も、御手洗いに行く時間だってままながらない毎日だ。
柊君は毎日必ず、お昼にはメールをくれるから出来ればタイムリーに見たいのだけど…。
ロッカーにしまう事が原則なので、ほんの少しの間にチラッと見る事しか出来ない。
今日もお昼ご飯を食べて、御手洗いに向かうほんのちょっとの時間でスマホを覗き見ると、
『お疲れ様。
今夜は買い物の後にどこかで食べて帰ろう。
忙しくてもちゃんと水分補給忘れないように、外の日差しがキツいから、帽子もちゃんと被るように。』
と、母親のようなメールを貰う。
ふふっと笑って私も負けずに、
『お疲れ様。
柊君もお弁当しっかり食べてちゃんと休憩取ってね。秘書さんに怒られ無いようにね。』
と、メールした。直ぐに既読が付いたかと思うと、
『花の唐揚げ美味い。』
と、メールが届いた。
タイムリーでメールが見れて今、この瞬間に柊君と繋がっているんだと、思うだけで気分は上がり自然と笑顔になる。
「花先生、今日は一段と楽しそうですね。
何が良い事でもありましたか?」
保育時間が終わって、職員室に戻ると間柴先生が声をかけてくる。
「あっ、いえ…。
今日は何ごとも無く1日終わったなと思って。」
旦那様とのメールのやり取りを思い出していたからなんだかバツが悪い。
苦笑いして、なんとか話を取り繕う。