若旦那様の憂鬱〜その後の話し〜
「私も今回で柊生君の公演を聴くのは3回目なのですが、いつも違う内容を織り交ぜて、本当に聴き飽きないです。このような原稿は自分で考えてるんですか?」

「もちろんです。
僕は元々学生時代に経営学を学んでいまして、実家である100年以上続く旅館に、先程お話しした法則を当てはめてみたんです。」

笑いながら柊生は話す。

「元々その旅館の若旦那だったんですよね?なぜコンサルティング会社を立ち上げようと思ったのですか?」

柊生はスラスラと会社理念と立ち上げ当初の思いを話す。

そして津島は事前に集めたアンケートの質問に話しを進める。

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