若旦那様の憂鬱〜その後の話し〜
柊生がシャワーから出たタイミングでちょうど朝食が届いた。

2人で仲良く食べながら、今日これから何処へ行こうかと話をする。

せっかくの温泉地、温泉プールのリゾート施設がいいなと花が提案する。

「なんでまたプール？」
普段の花には無い選択で柊生は若干の驚きを隠せない。

「柊君見てたらなんか体動かしたくなったの。」
まだ諦めて無かったのかと柊生は思いフッと笑う。

「分かった。花が運動する時は俺が一緒の時限定だからな。」

「はーい。」
花が子供みたいに返事をするから思わず笑う。

「花の水着は俺が選ぶからな。口答えするなよ。」

「えっ！？普通のでいいからね。ビキニとか無理だよ。」
焦ってそう言うと、フッと笑って

「個人的には見たいけど、他の男共にそんな姿は見せられ無いから大丈夫だ。」
と安心させる。

「じゃあ、柊君のは私が選ぶからね。」
花も楽しくなってきてウキウキが止まらない。
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