若旦那様の憂鬱〜その後の話し〜
「そのハイスペックって、何がどう僕らと違うのさ。」
間柴先生が男として言い分があるようで、美波先生に問う。

「それは、見た目良し、身分良し、性格良しって事ですよ。花ちゃんの彼氏さん肩書き社長なんだから。」

「マジか……。」
2人の男達はさすがに肩を落とした。

「そんな…肩書きはあくまで肩書きですから、頑張って働く男性はみんな同じでステキです。」
何てフォローして良いか分からず、なんとか取り繕ってみる。

「今日はその彼氏さんは大丈夫なの？」
美波先生が聞いてくる。

「今、県外に出張中なんです。帰りも9時過ぎになるみたいなので、大丈夫です。」

「やった。じゃあ、今日は飲んで恋バナしよう。」

「ごめんなさい…。最近なんだか夏バテ気味でご飯があんまり食べられなくって…胃が受け付けないと言うか…。
お話しはちゃんと聞きますから。」

実は、夏に入ってからどうも胃がもたれると言うか…余り量を食べまれない日が続いている。

柊君にも心配されているが、突然甘い物が食べたくなったり、果物が食べたくなったり全然食べられない訳でも無いので、今のところは様子を見ている感じだった。
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