煩悩過多なイケメンは私に一目惚れしたようです【マンガシナリオ】
○購買 たくさんの生徒で賑わっている。
玲那「千華ちゃん、買うもの決まった?」
すでに買い終えた玲那は袋を手に、まだ棚を眺めている千華のそばにやって来た。
千華「うーん……。まだかかりそうだから、玲那ちゃん先に教室戻ってて」
玲那「ん、わかった!」
欲しかったものが買えたのか、ルンルンと浮き足立って戻っていく玲那。
千華(どうしよう、どれも美味しそうだしなぁ)
千華が棚を見つめていると、ドドッと生徒の波が来て端に追いやられる千華。
千華(!?)
生徒の波が引いていくと、棚に残っているのはおにぎり一個だけだった。
千華(これを買わなきゃ今日はお昼なし……。それだけは避けたいっ!!)
バッと手を伸ばした千華。
──が、同時に横から伸びてくるもう一つの手があった。ガシッと同時にらおにぎりを手に取る。
千華「へ?」
樹「あ?」
横から声がしてそっちを向くと、輝くシルバーの髪が視界に入る。目を見開く千華。
千華「あ、あなたはっ!」
樹「んだよ、不潔女か。俺、いますげー腹減ってんの。だからこれは俺が買う」
千華「ちょ、何言ってるの! 同時だったからジャンケンとかでしょ!? それに不潔女じゃありません!」
キッと樹を睨む千華。
圧がすごかったのか、少し怯む樹。
樹「わかったから、おちつけって」
千華「落ち着いてます!!」
ふんっと鼻息荒い千華は、おにぎりを樹から奪い取りレジのおばちゃんへお金を払う。
それを見て、慌てる樹。
樹「おいっ」
ギロっと振り向いた千華は、低い声で言う。
千華「ここじゃ他の人の迷惑になるから、場所を変えるだけ。わかりましたか」
樹「お、おう」
玲那「千華ちゃん、買うもの決まった?」
すでに買い終えた玲那は袋を手に、まだ棚を眺めている千華のそばにやって来た。
千華「うーん……。まだかかりそうだから、玲那ちゃん先に教室戻ってて」
玲那「ん、わかった!」
欲しかったものが買えたのか、ルンルンと浮き足立って戻っていく玲那。
千華(どうしよう、どれも美味しそうだしなぁ)
千華が棚を見つめていると、ドドッと生徒の波が来て端に追いやられる千華。
千華(!?)
生徒の波が引いていくと、棚に残っているのはおにぎり一個だけだった。
千華(これを買わなきゃ今日はお昼なし……。それだけは避けたいっ!!)
バッと手を伸ばした千華。
──が、同時に横から伸びてくるもう一つの手があった。ガシッと同時にらおにぎりを手に取る。
千華「へ?」
樹「あ?」
横から声がしてそっちを向くと、輝くシルバーの髪が視界に入る。目を見開く千華。
千華「あ、あなたはっ!」
樹「んだよ、不潔女か。俺、いますげー腹減ってんの。だからこれは俺が買う」
千華「ちょ、何言ってるの! 同時だったからジャンケンとかでしょ!? それに不潔女じゃありません!」
キッと樹を睨む千華。
圧がすごかったのか、少し怯む樹。
樹「わかったから、おちつけって」
千華「落ち着いてます!!」
ふんっと鼻息荒い千華は、おにぎりを樹から奪い取りレジのおばちゃんへお金を払う。
それを見て、慌てる樹。
樹「おいっ」
ギロっと振り向いた千華は、低い声で言う。
千華「ここじゃ他の人の迷惑になるから、場所を変えるだけ。わかりましたか」
樹「お、おう」