先生 ♀ × 生徒 ♀
「.......よいしょっ」


あたしは学校の玄関にベビーカーを停めて、理央をだっこして、理央の荷物を持って、差し入れを持って...


「って重いな...」

「何やってんだ」

「凰市...」

「貸せ」


そう言って荷物を全部持ってくれた凰市。


「帰るとこじゃなかったの?」

「まぁ...今日バイト無いし」

「そっか...」

「理央~!!!」


教室に入る前に実愛に気付かれた。


「あれ?凰市も一緒?」


陽咲が聞いた。


「そこで会って荷物持ち(笑)」


あたしは言った。


「じゃ、俺先帰るぞ」

「うん、ありがとー!」
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