先生 ♀ × 生徒 ♀
「陽葵~、陽咲~!」


向こうから手を振っているママ。


「ママ~!」


あたしは手を振り返した。

抱っこ紐の中では理央が眠っている。


「先生、いつも陽咲と陽葵がお世話になっております」


ママは頭を下げる。


「あれ?実愛は?」

「実愛ママが来て、実愛も実愛ママとまわるって」

「そっか」

「先生も一緒にまわりましょうよ」

「じゃあ...お言葉に甘えて.....」


ママと遥が喋っている間にあたしは理央を抱っこした。

理央は1歳過ぎたところで、まだ一人歩きはしてくれない...。
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