先生 ♀ × 生徒 ♀
日が落ちかけている。

綺麗な夕焼け空。


「あんた後夜祭どうすんの?」


実愛が聞いてきた。


「んー、このままママと理央と帰ろうかな」

「じゃああたしも」


陽咲が言った。


「何言ってんの、陽咲は凰市と居なさい」


あたしは言った。


「また俺らで打ち上げすればいいんじゃね?」


凰市が言った。


「そしたら理央も来れるしな」


華衣が言った。


「みんな...気持ちは嬉しいけど、駄目駄目。後夜祭楽しんで!」


そう言ってあたしは帰ろうとした。


「ママが理央みてるから、陽葵も後夜祭出なさい。去年出られなかったんだから」

「でも...」

「でもじゃないの、たまにはママに理央との時間頂戴よ」

「ママ...」

「ほら、言っといで」

「うん!ありがとう、ママ」


あたしはママにハグして陽咲たちの元に帰った。
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