先生 ♀ × 生徒 ♀
「完全に寝たね」


小声で陽咲が言って来た。


「うん...ちょっとあたし自販機で飲み物買ってきていい?」

「先生にバレないようにね」


そう実愛が言った。

あたしは急いで廊下の自販機に向かう。


「陽葵...ちゃん.....?」

「遥か...びっくりした」

「何してるの?もう消灯時間だよ」

「相変わらず厳しいねぇ~」

「 "先生" だからね(笑)」


もっと遥と居たいけど...

居たら触れたくなるから...


「じゃあ...おやすみ」

「うん、また明日ね」


あたしは部屋に戻った。
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