孤独だった君に、僕の全身全霊の愛を…
「真絋?どうし━━━━」
瑛茉が真絋の顔を覗き込むと、そのまま口唇を奪うようにキスをされた。
「んんー!!?」
びっくりして、もがく瑛茉。
突然の真絋からの、貪るような激しいキス。
「はぁ…
ごめんね…急に…」
「はぁはぁ…ん、ううん…
でも、どうして…?」
「………嫉妬…したから……」
「え?」
「だって…嬉しそうに富根くんのこと話すんだもん」
「………」
「………」
「………えーと…ご、ごめんね!
もう、話さないから!ごめんなさい!」
「ううん。僕こそ、ごめんね。
僕が勝手に嫉妬しただけだから。
…………おかしいな…今までこんなことなかったのに…」
「え?」
「今までは付き合ってる子のことで、ヤキモチ妬くことはあった。
でも、こんな感覚初めてで……
ヤキモチよりももっと酷い、嫉妬心なんて。
僕、どうしちゃったんだろ……」
真絋自身が、一番戸惑っていた。
基本的に穏やかな真絋。
いつも微笑んでいて、優しい男性だ。
真絋は、あまり人に嫉妬することがない。
何でも器用にこなせるからというのもあるが、嫉妬をしたところで、自分が惨めになるだけだからだ。
なのに、瑛茉が嬉しそうに自分以外の男の話をしているのを聞いただけで、言葉にできないムカつきが襲ってきたのだ。
“瑛茉は、僕のだけのモノ”
という、やりきれない独占欲が膨れ上がったのだ。
「私も、こんなの初めてだから、どうしたらいいかわからないんだけど……
でも!もう、真絋の前で秀晃くんの話はしないようにするね!」
“真絋に嫌われたくない”
その一心で、瑛茉は言い聞かせるように真絋に言った。
そして、帰りの車の中。
とても暗い車内。
どうしても、口数が少なくなる。
好きな気持ちが、時間と共に膨れ上がり“離れたくない”と思っていた。
「真絋?」
「ん?」
「どうしたの?」
「あのね。
寄り道して帰らない?」
「え?うん、いいよ。
でも、真絋は仕事早いでしょ?
私は夕方からだから、ゆっくりだけど…」
「大丈夫だよ。
それよりも、まだ一緒にいたいから」
真絋は、瑛茉のアパート近くの公園の駐車場に車を停めた。
そして瑛茉に“後ろに移動しよ?”と言って、後部座席に移った。
ぴったりくっついて、真絋が瑛茉の肩を抱く。
瑛茉の頭を自分の肩に乗せて、その瑛茉の頭に自分の頭を乗せた。
「しばらくこのままね!」
そう言って、しばらく二人はくっついていた。
瑛茉が真絋の顔を覗き込むと、そのまま口唇を奪うようにキスをされた。
「んんー!!?」
びっくりして、もがく瑛茉。
突然の真絋からの、貪るような激しいキス。
「はぁ…
ごめんね…急に…」
「はぁはぁ…ん、ううん…
でも、どうして…?」
「………嫉妬…したから……」
「え?」
「だって…嬉しそうに富根くんのこと話すんだもん」
「………」
「………」
「………えーと…ご、ごめんね!
もう、話さないから!ごめんなさい!」
「ううん。僕こそ、ごめんね。
僕が勝手に嫉妬しただけだから。
…………おかしいな…今までこんなことなかったのに…」
「え?」
「今までは付き合ってる子のことで、ヤキモチ妬くことはあった。
でも、こんな感覚初めてで……
ヤキモチよりももっと酷い、嫉妬心なんて。
僕、どうしちゃったんだろ……」
真絋自身が、一番戸惑っていた。
基本的に穏やかな真絋。
いつも微笑んでいて、優しい男性だ。
真絋は、あまり人に嫉妬することがない。
何でも器用にこなせるからというのもあるが、嫉妬をしたところで、自分が惨めになるだけだからだ。
なのに、瑛茉が嬉しそうに自分以外の男の話をしているのを聞いただけで、言葉にできないムカつきが襲ってきたのだ。
“瑛茉は、僕のだけのモノ”
という、やりきれない独占欲が膨れ上がったのだ。
「私も、こんなの初めてだから、どうしたらいいかわからないんだけど……
でも!もう、真絋の前で秀晃くんの話はしないようにするね!」
“真絋に嫌われたくない”
その一心で、瑛茉は言い聞かせるように真絋に言った。
そして、帰りの車の中。
とても暗い車内。
どうしても、口数が少なくなる。
好きな気持ちが、時間と共に膨れ上がり“離れたくない”と思っていた。
「真絋?」
「ん?」
「どうしたの?」
「あのね。
寄り道して帰らない?」
「え?うん、いいよ。
でも、真絋は仕事早いでしょ?
私は夕方からだから、ゆっくりだけど…」
「大丈夫だよ。
それよりも、まだ一緒にいたいから」
真絋は、瑛茉のアパート近くの公園の駐車場に車を停めた。
そして瑛茉に“後ろに移動しよ?”と言って、後部座席に移った。
ぴったりくっついて、真絋が瑛茉の肩を抱く。
瑛茉の頭を自分の肩に乗せて、その瑛茉の頭に自分の頭を乗せた。
「しばらくこのままね!」
そう言って、しばらく二人はくっついていた。