孤独だった君に、僕の全身全霊の愛を…
「━━━━ラブラブね!(笑)」

それから真絋と瑛茉は、順調に交際を続けていた。

瑛茉は真絋の前でできる限り、真絋以外の男性の話をしないようにし、真絋も瑛茉を慈しむように愛する。

まさに、相思相愛カップルのようだ。


ある日のランチ。
大学からの友人・橋田(はしだ) 衣音と会っていた瑛茉。

真絋のことは以前から電話で話していて、衣音はとても喜んでくれていた。

今日も真絋とのことを話すと、衣音がクスクス笑いながら言ってきた。

「……//////」

「でも、ほんと良かった!
瑛茉のことを、大切にしてくれる人に出逢えて!」

「うん/////」

「フフ…顔、赤くしちゃって!(笑)」

「でも、とにかく嫌われないようにしないと!」

「うーん。そんな気を遣わなきゃダメな人なの?」

「そんなことないよ?
ちゃんと、愛情を感じてるよ?」

「でも瑛茉、また肩に力入ってない?」

「だって、真絋ってびっくりするくらいにカッコいいんだもん。
デートしてても、思わず見惚れてる人がいるんだよ?
そんな人と、私だよ?
差がありすぎて……」

「それ、大学ん時から言ってるよね?
私はそんな風に思わないわよ?
てか!差って何?
お互いに想い合ってれば、それが一番素敵だと思うけど?
だいたいさ!
承認欲求っての?
みんな、持ちすぎ!
大切なのは、お互いの気持ちでしょ?
瑛茉はさ!
つり合ってれば、中身は関係ないの?
好きな人じゃなくてもいいってこと?」

「そんなことないよ!」

「でしょ?
だいたい!それ、言わない約束じゃなかったの?
彼と約束したんでしょ!?」

「う、うん…」

「はぁ…
………ったく…そんなに自身がないなら、自分を磨きな!
瑛茉が自信を持てれば、そんな思いしなくて済むでしょ?」

「………なるほど!」


衣音とデパートに向かった、瑛茉。
衣音に、次真絋に会う時の服をコーディネートしてもらっていた。

「ドーンと、ミニスカートでもはいたら?」

「えー!!?
無理、無理!
もう、そんな歳じゃないし…」

「そう?ギりいけんじゃない?
ほら、このくらいの丈なら!」

衣音に渡され、試着してみる。

「あ…可愛い…/////」

「でしょ?
自信を持ちな!」
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