孤独だった君に、僕の全身全霊の愛を…
丁寧に、自身の身体を洗い流す。
「ど、どうしよう…緊張で震えるよぉ」

でも、嫌ではない。
むしろ、抱き合いたいと思う。

瑛茉は、大きく深呼吸して風呂場を出た。


リビングに戻ると、真絋は窓の外を見ていた。

「真絋」
名前を呼ぶと、手招きをされた。
ゆっくり向かい、隣に立つ。

「…………わ…綺麗な景色…/////」
町の明かりがキラキラしていて、とても綺麗だ。
瑛茉は、思わず見惚れる。

「ね?結構な絶景でしょ?」

「うん!
ほんと、良いマンションだね!」

「瑛茉」

「ん?」

「怖かったら、今日やめといてもいいよ」

「へ?」

「久しぶりなんでしょ?
心の準備必要なら、僕はいつまででも待つよ?」

「怖くなんかないよ!ほんとだよ!」

真絋が瑛茉の手を握る。
「でも、震えてる……」

「緊張…してるだけ。
上手く出きるかなとか…真絋がガッカリしたらどうしようとか……」

「それは、僕もだよ!
…………ほら!」
真絋は握った手を、そのまま自身の胸に当てた。
ドドド…と鳴っていた。

「早い…」
「でしょ?
僕だって緊張してるんだよ?
瑛茉に負担かけないかな?怖がらせたらどうしようって」

「同じなんだ……!」

「うん、同じ!
だから、大丈夫!」

「うん……!」


“ベッド行こ?”
二人は、寝室に移動した。
ベッドに向かい合って座り、真絋が瑛茉の頬を包み込んだ。

「瑛茉、可愛い!/////」
「……////恥ずかしいね////」

瑛茉の左目にキスをする、真絋。

「左目って疼いたりするの?」

「うん。
冬の寒い時は、疼いたりするよ」

「今は?痛い?」

「ううん。真絋にキスされたら、気持ちいい/////」

「そっか!じゃあ、もっとしよっと!」

キスを繰り返しながら、じゃれ合いベッドに横になる。
瑛茉の着ていた服を脱がしながら、キスを落とす。
丁寧に、ほぐすように瑛茉に愛撫する。

そして━━━━━

二人が繋がる。
「んんっ……!!」
瑛茉が、枕を握りしめ顔を埋めた。

「瑛茉?大丈夫?」
「ん…大丈夫……」

「痛い?」
「ううん、平気だよ。
でもまだ、動くの待って……」

「ん…じゃあ…また、キス責めするー(笑)」
「フフ…」

キスを繰り返し、ゆっくり動く。
瑛茉の目尻から、涙が伝う。

「瑛茉?辛い?」
「ううん、違うの。
とっても幸せだなって……!」

「フフ…僕も!こんな幸せなセックス、初めてだよ!」
瑛茉の目尻にキスを落とす。

「大好きだよ、瑛茉……!」
「私も…好き……真絋////」


そして二人は、幸せな時間を過ごした。
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