孤独だった君に、僕の全身全霊の愛を…
入籍
そして、今日は互いの両親に挨拶する日だ。
朝からそわそわしている、真絋。
「あー!緊張する~!」
「大丈夫だよ!
お父さんもお母さんも、真絋のこと絶対気に入るから!」
「ほんとに?」
「うん!大丈夫!」
町外れにある、小さな一軒家━━━━━
玄関を入る前に、真絋が言った。
「瑛茉、もう一回見て!
ネクタイとか、大丈夫かな?」
一度立ち止まり、瑛茉に向き直る。
全身を見て、瑛茉が大きく頷いた。
「うん!カッコいい!」
「━━━━━初めまして、北三条 真絋と申します。
瑛茉さんとお付き合いさせていただいてます!
今日は━━━━━」
「いいんだよ!そんな堅苦しくしなくて!
僕達は、瑛茉の選んだ人なら何も言うことない」
緊張気味の真絋を制し、微笑む瑛茉・父。
隣で、瑛茉・母も微笑んでいる。
「は、はい!
ありがとうございます!」
丁寧に頭を下げる。
「でも、一つだけいいかな?」
「はい」
「瑛茉は傷痕のせいで、沢山の苦しく寂しい思いをしてきたんだ。
だから僕達は瑛茉には、誰よりも幸せになってほしいと思ってる」
「はい」
「真絋くん。
“君を信じている”
君は、瑛茉を幸せにしてくれると」
真絋を見据え、言い切る。
真絋はその重い言葉を受け止め「はい!ご両親の信頼を裏切りません!」と再度、頭を下げた。
そしてその足で今度は、真絋の実家に向かう。
今度は、瑛茉がそわそわし始めた。
「大丈夫かな?」
瑛茉の実家とは違う、大きな屋敷。
瑛茉は、緊張で固くなっていた。
「僕の両親も、瑛茉をきっと気に入るよ!
でも…………」
「ん?でも?」
「瑛茉“が”両親のことを嫌にならないか心配……」
「え━━━━━?」
「━━━━━真絋~!!私の可愛い息子~!
いらっしゃーい!!」
パタパタと、駆け寄ってくる女性。
そして、真絋に抱きついた。
(わぁ…/////美人…/////
スタイルもよくて、モデルみたい!
お姉様?
あ、息子って言ってるし、お母様か!)
「ちょっ…母さん!!?」
「……ったく…つれない男!(笑)」
押し返す真絋に、苦笑いをする。
「母さん、こちら片浜 瑛茉さん!
フィアンセだよ!」
「………」
「……こ、こ、こんにちは!初めまして、片浜 瑛茉です!」
「………」
(え!?私、ソッコー嫌われた!?)
無表情の真絋・母。
瑛茉に不安が膨らむ。
「か…か…」
「か?」
朝からそわそわしている、真絋。
「あー!緊張する~!」
「大丈夫だよ!
お父さんもお母さんも、真絋のこと絶対気に入るから!」
「ほんとに?」
「うん!大丈夫!」
町外れにある、小さな一軒家━━━━━
玄関を入る前に、真絋が言った。
「瑛茉、もう一回見て!
ネクタイとか、大丈夫かな?」
一度立ち止まり、瑛茉に向き直る。
全身を見て、瑛茉が大きく頷いた。
「うん!カッコいい!」
「━━━━━初めまして、北三条 真絋と申します。
瑛茉さんとお付き合いさせていただいてます!
今日は━━━━━」
「いいんだよ!そんな堅苦しくしなくて!
僕達は、瑛茉の選んだ人なら何も言うことない」
緊張気味の真絋を制し、微笑む瑛茉・父。
隣で、瑛茉・母も微笑んでいる。
「は、はい!
ありがとうございます!」
丁寧に頭を下げる。
「でも、一つだけいいかな?」
「はい」
「瑛茉は傷痕のせいで、沢山の苦しく寂しい思いをしてきたんだ。
だから僕達は瑛茉には、誰よりも幸せになってほしいと思ってる」
「はい」
「真絋くん。
“君を信じている”
君は、瑛茉を幸せにしてくれると」
真絋を見据え、言い切る。
真絋はその重い言葉を受け止め「はい!ご両親の信頼を裏切りません!」と再度、頭を下げた。
そしてその足で今度は、真絋の実家に向かう。
今度は、瑛茉がそわそわし始めた。
「大丈夫かな?」
瑛茉の実家とは違う、大きな屋敷。
瑛茉は、緊張で固くなっていた。
「僕の両親も、瑛茉をきっと気に入るよ!
でも…………」
「ん?でも?」
「瑛茉“が”両親のことを嫌にならないか心配……」
「え━━━━━?」
「━━━━━真絋~!!私の可愛い息子~!
いらっしゃーい!!」
パタパタと、駆け寄ってくる女性。
そして、真絋に抱きついた。
(わぁ…/////美人…/////
スタイルもよくて、モデルみたい!
お姉様?
あ、息子って言ってるし、お母様か!)
「ちょっ…母さん!!?」
「……ったく…つれない男!(笑)」
押し返す真絋に、苦笑いをする。
「母さん、こちら片浜 瑛茉さん!
フィアンセだよ!」
「………」
「……こ、こ、こんにちは!初めまして、片浜 瑛茉です!」
「………」
(え!?私、ソッコー嫌われた!?)
無表情の真絋・母。
瑛茉に不安が膨らむ。
「か…か…」
「か?」