甘さをもっと、


あっくんママが去って、2人きりのリビング。



あっくんは、そのまま入れ違うように、
あっくんママがいたところにいる。



つまり、私のすぐ目の前。



「......っ、」

「...........................」



ぅぅ、カフェでのこともあるから、
なんだか、気まずい雰囲気の私たち。



ううん。気まずいって思ってるのは、
私だけかもしれないけど.....................



そう思っていると.....................



「沙菜、」



ふわりと聞き取りやすい声で呼ばれた名前。



「〜っ、あっくん、」



名前を呼ぶあっくんに視線を合わせると、
ついつい、ドキッとしてしまう私。



あっくんが何を言うかも分からないのにっ‼︎



視線だけで、
ドキッとさせられるあっくんは凄い......っ。


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