甘さをもっと、
〝あっくんにぎゅーーっとしたい〟
そんな気持ちが溢れ出して。
──────ギュッ
と、自分からあっくんに抱きついた私。
でも..............................
「.................................」
「...........................っ、」
「.................................」
「...........................っ、」
あっくんが無言で、
私だけがドキドキすること、1分ぐらい。
「沙菜、」
いつものように、
ふわりと名前を呼ぶあっくんの声が耳に届く。