甘さをもっと、


(ため息をつくほど、
心配してくれてたんだ...........................っ、)



そう思うと、あっくんには申し訳なくって。



「............あっくん、ごめんね、」



そう言いながら、不意に手を伸ばして、
あっくんの頭をぽんぽんと撫でてみた。



すると、あっくんは..............................



──────グイッ!



と、私の腕を引っ張って、
気づけばベッドの上、あっくんの隣に腰掛けた。



かと思えば.................................



「......んー、沙菜が1番甘い糖度くれたら許す」



そのまま流れるように、私に向けられた言葉。


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