風が吹いたら、君と世界を変える
「ごめんね、お母さん・・・」

「うん?羽乃愛、何か言った?」

「ううん!それより、今日読んだ本の話聞いてくれる?」

「もちろん」

私もお母さんに謝ってしまいたい。

ごめんね、こんな子供でごめんねって泣き叫んでしまいたい。

まだ子供だから、それも許される?

でもね、何故かそれは出来ないの。

だって、もっとお母さんを悲しませるだけでしょう?

お母さんが帰っても私の心は晴れないままだった。
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