風が吹いたら、君と世界を変える
その日の夜、窓からまた風が吹く。

「見ててくれた?大志」

「ああ。会話までは聞こえなかったけどな」

「ちゃんと全部伝えました!」

私は大志にピースサインを見せつける。

「良かったな」

私は大志の目をジーッと見つめる。

「なんだよ」

「褒めてくれるって言ったよね!?約束したよね!?」

「今、褒めただろ」

「褒め足りませーん!」
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