心の星
「数学の宿題、灯のを写させてもらってる」

「そうなんだ」

「終わったー!ありがとほのか」

「よかった」

「そいえば!昨日もまた、さつき先輩と帰ったんでしょ?!」

「そうだけど、」

「ね、なんかあった??」

「え、なんで?」

「だってさつき先輩、絶対灯のこと好きだよ!」

私はまたか、と思った。

「その、さつき…先輩って…?」

湊人が聞いた。

意外にも真剣な感じで。

私が答えるより先に、顔を輝かせて凛凪が話した。
< 13 / 65 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop