心の星
「それさ、灯も好きなんじゃない?」

「私も…好き?」

顔に熱が集まってくるのを感じる。

案の定、凛凪には

「顔赤いっ!」

とからかわれた。




校外学習の残りの日の記憶はほぼない。

私が湊人のことを好きかもしれないと思ったら、意識してしまったが、湊人は変わらず色々誘ってくる。

そのせいで緊張とドキドキの連続でろくに活動できなかった。

でも、そのおかげで、私は自分の気持ちをはっきり自覚した。
< 36 / 65 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop