鬼上司に恋しました〜本当の、恋を教えてくれたのはあなたです
起きるタイミングが掴めないままでいると、しばらくして私をどうするって話になる。
このまま、主任はお持ち帰りしてくれないだろうか?高木さんなら、目を覚まして帰るのだが…と話に聞き耳を立てていたら、如月さんが送るといいだし、焦ってくる。
目を覚そうかな…
だが、「いやいや、女の子に酔っ払いを任せられないよ。酔った人間って、力抜けてるから女の子でもそれなりに重いよ。酔い潰したのは、俺だし、一緒に送っていくよ」
と、主任の優しい声に期待したが、一気にテンションが下がっていく。
なぜ如月さんと一緒に送っていく話になる。酔いつぶしたのは俺だから、俺が送って行くでいいでしょ!と内心、毒ついたが、主任は、如月さんに気持ちがあると受け取れた。
高木さんも気がついているのか、私は邪魔ものだが、2人きりにさせようとしているふうに感じたのだ。
結局は、目を覚ますタイミングを逃して、2人に送られることになるのだが、なんだかな…結局は、如月さんも、主任目当てで、両方の気持ちを知るだけで、主任を酔い潰す作戦も、お持ち帰りされる作戦も失敗した。だが、主任と如月さんがまだ付き合っていない以上、私にもチャンスはあるわけで、諦めるつもりはない。