やる気ゼロ令嬢と時戻しの魔法士*努力しても選ばれなかった私は今度こそ間違えない
3
寮生の1年生女子が囲むランチのテーブルに、メリッサが案内してくれた。
明日からはこの1年席に、絶対に座ろう。
気を取り直して、クラスメートの女子達と会話をやり取りして。
今日がいつなのか、判明した。
月曜日に入学して、今日は木曜日。
火曜日から授業選択のオリエンテーションが2日あって、今日から午後も授業があり、この後、決定された時間割りをひとりひとり受け取るらしい。
午後からの授業の予鈴が鳴り、全員でだらだらと教室へ向っていると。
今日も早めに下校出来そうだし、授業が始まって宿題に追われる前の最後の日だから、夕食まで皆で街に繰り出そうと意見が出た。
「シーズンズに行きたいね」
「予約いっぱいだって」
「じゃあ違うとこ?」
10人以上で甘いものを食べるのは、女子の連帯感を共有するのに必要だとは思うけれど、私は不参加を伝えた。
以前の私なら、他に用があるからと行かない選択はなかった。
皆と同じ様に行動しないと、外れてしまうと思っていたのだ。
外れてしまうことが一番怖かった。
「ジェリー、何で行かないの?」
行かない理由を尋ねられたので、今日は祖父と約束があって、と答えた。
これなら、協調性のない女だと文句は出ないと思う。
明日からはこの1年席に、絶対に座ろう。
気を取り直して、クラスメートの女子達と会話をやり取りして。
今日がいつなのか、判明した。
月曜日に入学して、今日は木曜日。
火曜日から授業選択のオリエンテーションが2日あって、今日から午後も授業があり、この後、決定された時間割りをひとりひとり受け取るらしい。
午後からの授業の予鈴が鳴り、全員でだらだらと教室へ向っていると。
今日も早めに下校出来そうだし、授業が始まって宿題に追われる前の最後の日だから、夕食まで皆で街に繰り出そうと意見が出た。
「シーズンズに行きたいね」
「予約いっぱいだって」
「じゃあ違うとこ?」
10人以上で甘いものを食べるのは、女子の連帯感を共有するのに必要だとは思うけれど、私は不参加を伝えた。
以前の私なら、他に用があるからと行かない選択はなかった。
皆と同じ様に行動しないと、外れてしまうと思っていたのだ。
外れてしまうことが一番怖かった。
「ジェリー、何で行かないの?」
行かない理由を尋ねられたので、今日は祖父と約束があって、と答えた。
これなら、協調性のない女だと文句は出ないと思う。