やる気ゼロ令嬢と時戻しの魔法士*努力しても選ばれなかった私は今度こそ間違えない
モンドはそれを聞くと、大きな息を吐いて笑顔になった。
私も気付く。
モニカがモンドに匂わせを行わなかったはずはない。
だけどそれが彼に通じなかったのは、エマが居たからなのね。
うーん、年上の女性好き、凄い。
ああいうあざとさには靡かないんだね。
大変気分が良いまま、孤児院に到着した。
入口にはモニカと腕を絡ませたマーサが立っていて、ふたり揃って私を睨んでいた。
「お久し振りね!モニカとマーサ!
相変わらずベタベタと仲がいいわね?」
ご機嫌な私が挑発するように言っても、モニカは何も言わないが。
マーサの方は言い返してくる。
「何よ、あんたなんか……あたしが従妹なら良かったのに、って。
いつもモニカ様は言ってるの!」
「そうなの?
いつもってことは、月に1度の慰問の日かな?
それ以外の日にも会ってるの? 何回言われたの?
でも、現状では従妹にはなれないから、モニカの言うことは適当に聞き流してね?」
私も気付く。
モニカがモンドに匂わせを行わなかったはずはない。
だけどそれが彼に通じなかったのは、エマが居たからなのね。
うーん、年上の女性好き、凄い。
ああいうあざとさには靡かないんだね。
大変気分が良いまま、孤児院に到着した。
入口にはモニカと腕を絡ませたマーサが立っていて、ふたり揃って私を睨んでいた。
「お久し振りね!モニカとマーサ!
相変わらずベタベタと仲がいいわね?」
ご機嫌な私が挑発するように言っても、モニカは何も言わないが。
マーサの方は言い返してくる。
「何よ、あんたなんか……あたしが従妹なら良かったのに、って。
いつもモニカ様は言ってるの!」
「そうなの?
いつもってことは、月に1度の慰問の日かな?
それ以外の日にも会ってるの? 何回言われたの?
でも、現状では従妹にはなれないから、モニカの言うことは適当に聞き流してね?」