スパダリ煎茶家は、かりそめ令嬢を溺愛包囲して娶りたい。


 店内の奥に入ると、そこはモダンな空間が広がっていた。案内されたのは海が一望できるオーシャンビューな景色が正面の席だ。


「綺麗……」

「気に入ってもらえてよかった。ここはね、釜飯が美味しいんだ。もちろん海鮮も」


 私たちは席に座ると、すぐに店員さんがやってきてお冷とおしぼりを持ってきてくださった。


「お決まりでしたらこちらのベルでお呼びください」




< 58 / 97 >

この作品をシェア

pagetop