スパダリ煎茶家は、かりそめ令嬢を溺愛包囲して娶りたい。



「そうそう、うん。お上手よ、千愛さん……本当に一ヶ月ほどでこんなにできるようになるなんて要領がいいのね。じゃあ、踊っていきましょうか。私が一度踊るからその後に一緒に踊りましょう。今日は『鶴亀』という曲に合わせて踊るわね」


 桜子先生は、スマホにスピーカーをつけて曲を再生する。すると、先生は話している時とは全く違う凛としていてとてもかっこよかった。

 

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