白虎くんは黒猫ちゃんに弱いらしい

クラスに着いて、二人別れて席に着くと────
「く、黒猫さん!!!眼鏡外したの!?なんで!?」
「ちょー可愛い!!!」
「黒猫さん!!雷明と付き合ってないなら、俺と付き合わない?!」
「黄色い瞳とかレアじゃん!!!それにその容姿とか…遺伝子強すぎ!!」
「虎白様とは付き合ってるの!?」
と、質問や褒められたりして大騒ぎだった。
「え…えと…」
私が質問などに必死に答えようとしていたら
「おい…」
と低い声がクラス全体を包んだ。
その声にクラス全員がゴクット唾を飲んだ。
─────私以外は。
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