【コミカライズ】竜騎士様の最愛花嫁
私は慌てて、レオを図書館の中に引き入れた。
「エレオノーラ。大丈夫ですか?」
入り口が騒がしいことに気付いたアルフレード様がこちらに来る。
「あ、アルフレード様。なんでもないので、大丈夫です」
「そうですか? ところで、その人は? 竜騎士をお見受けしましたが」
アルフレード様の視線はレオに向いている。
「あ、本を探しておられるようなので案内しているだけです。それじゃっ!」
私はへらっと笑ってその場を誤魔化すと、足早に誰もいない書架の奥へとレオを連れていったのだった。
ようやく悪目立ちしない場所に来られたとほっとする。
背後を振り返ると、レオがとても不機嫌そうな顔をしていた。
「あ、ごめんなさい」
さすがに腕を掴んで無理矢理奥に連れて行くのは失礼だった。しかし、レオは全く違う反応を示す。
「ねえ、エレン。あの男誰?」
「あの男?」
「眼鏡かけた、さっきの──」
「エレオノーラ。大丈夫ですか?」
入り口が騒がしいことに気付いたアルフレード様がこちらに来る。
「あ、アルフレード様。なんでもないので、大丈夫です」
「そうですか? ところで、その人は? 竜騎士をお見受けしましたが」
アルフレード様の視線はレオに向いている。
「あ、本を探しておられるようなので案内しているだけです。それじゃっ!」
私はへらっと笑ってその場を誤魔化すと、足早に誰もいない書架の奥へとレオを連れていったのだった。
ようやく悪目立ちしない場所に来られたとほっとする。
背後を振り返ると、レオがとても不機嫌そうな顔をしていた。
「あ、ごめんなさい」
さすがに腕を掴んで無理矢理奥に連れて行くのは失礼だった。しかし、レオは全く違う反応を示す。
「ねえ、エレン。あの男誰?」
「あの男?」
「眼鏡かけた、さっきの──」