LE CIEL BRILLANT 〜無職29歳、未経験の仕事に挑戦したらジュエリーデザイナーにこっそり溺愛されてました〜
「意外。ああいうのがタイプなんだ? もっとイケイケの人が好みだと思ってた」

「だから違うって」

「あの人のどういうところがいいの」

 直哉はむっとしてビールをあおる。

「言葉にできないくらい、いいんだ?」

「違う」

「むきになってる」

 意地悪く瑠璃が笑う。

 直哉はあきらめたようにため息をついた。

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