LE CIEL BRILLANT 〜無職29歳、未経験の仕事に挑戦したらジュエリーデザイナーにこっそり溺愛されてました〜
「仕事のときはこの手袋はめて」
と、白い手袋を渡された。
「両手分あるけど、左手だけにはめるようにしたほうが楽だよ。ジュエリーを手に取るときは左手で。ペンダントの引き輪とか開けるときには手袋のままじゃやりにくいから素手を使う、みたいな感じでさ。慣れなかったらしばらくは両手とも素手でもいいけど。一応、なるべく皮脂がつくのを避けたいんだよね」
「はい」
答えて、さっそく左手だけはめてみる。
プロになったみたいでときめいた。
「九時半から朝礼ね。4人しかいないけど。土日限定のパートさんがいるけど、そのときに紹介するね」
と言われ、フロアに連れて行かれる。フロアと事務所側はドアで仕切られていた。ドアを開けて入る。
「このドア、開けっ放しにしないようにね。防犯のために」
「はい」
中では店長と女性が親しげに談笑していた。
と、白い手袋を渡された。
「両手分あるけど、左手だけにはめるようにしたほうが楽だよ。ジュエリーを手に取るときは左手で。ペンダントの引き輪とか開けるときには手袋のままじゃやりにくいから素手を使う、みたいな感じでさ。慣れなかったらしばらくは両手とも素手でもいいけど。一応、なるべく皮脂がつくのを避けたいんだよね」
「はい」
答えて、さっそく左手だけはめてみる。
プロになったみたいでときめいた。
「九時半から朝礼ね。4人しかいないけど。土日限定のパートさんがいるけど、そのときに紹介するね」
と言われ、フロアに連れて行かれる。フロアと事務所側はドアで仕切られていた。ドアを開けて入る。
「このドア、開けっ放しにしないようにね。防犯のために」
「はい」
中では店長と女性が親しげに談笑していた。