LE CIEL BRILLANT 〜無職29歳、未経験の仕事に挑戦したらジュエリーデザイナーにこっそり溺愛されてました〜
31 影
それ以来、瑶煌のことが気になって仕方がなかった。
ジュリーデザイナーを目指していると聞いて、ならば私がそれを売る、とがんばってジュエリーリテイラー1級の資格もとった。
その後、瑶煌はデザイン部門に移り、着実に実績を重ねていった。
瑶煌がデザインした指輪を買ったりもした。その指輪をつけていると、瑶煌と繋がっているようで胸が高鳴った。
独立すると知ったときには、なんとしてでも付いて行く、と思った。
私も販売として一緒にやりたい。
勇気をだしてそう言ったとき、瑶煌は最初、断った。
「大手をやめてまで来るような店じゃない。給料も出せるかどうかわからない」
それでも、と食い下がったとき、直哉が口をだしてきた。彼はもう瑶煌と一緒に店をやることが決まっている。
「女性の販売員はいたほうがいいと思うよ。それにほら、君は接客そんなに得意じゃないじゃん」
確かに、とまだお店にいたときのことを瑠璃は思い出す。瑶煌は誠実にお客さんに接するが、宝石が好きすぎてお客さんがついていけなくなることがたまにあった。
そういうところも、瑠璃は瑶煌に親近感を持っていた。
「やっぱ、私がいた方がいいでしょ?」
そうして、瑠璃も瑶煌の店で働くことになった。
ジュリーデザイナーを目指していると聞いて、ならば私がそれを売る、とがんばってジュエリーリテイラー1級の資格もとった。
その後、瑶煌はデザイン部門に移り、着実に実績を重ねていった。
瑶煌がデザインした指輪を買ったりもした。その指輪をつけていると、瑶煌と繋がっているようで胸が高鳴った。
独立すると知ったときには、なんとしてでも付いて行く、と思った。
私も販売として一緒にやりたい。
勇気をだしてそう言ったとき、瑶煌は最初、断った。
「大手をやめてまで来るような店じゃない。給料も出せるかどうかわからない」
それでも、と食い下がったとき、直哉が口をだしてきた。彼はもう瑶煌と一緒に店をやることが決まっている。
「女性の販売員はいたほうがいいと思うよ。それにほら、君は接客そんなに得意じゃないじゃん」
確かに、とまだお店にいたときのことを瑠璃は思い出す。瑶煌は誠実にお客さんに接するが、宝石が好きすぎてお客さんがついていけなくなることがたまにあった。
そういうところも、瑠璃は瑶煌に親近感を持っていた。
「やっぱ、私がいた方がいいでしょ?」
そうして、瑠璃も瑶煌の店で働くことになった。