LE CIEL BRILLANT 〜無職29歳、未経験の仕事に挑戦したらジュエリーデザイナーにこっそり溺愛されてました〜
62 直哉からの連絡
直哉から連絡が来たのはその夜のことだった。
引越しは翌日だから、刑事が帰ったあと、なんとか気をひきしめて荷造りを終わらせた。
動くたびに肩や背中が痛かった。
コンビニで買ったごはんを食べ終え、スーツケースに当面の荷物をつめこんでいたとき、スマホが鳴った。
メッセージアプリでの連絡だった。
「ごめん。全部俺のせいだ。死んでお詫びする」
短いそのメッセージに藍は目を疑った。
どういうこと?
急に心臓がばくばくする。スマホを持つ手が震える。
「どういうことですか?」
メッセージを返して返事を待つが、何も返ってこない。
冗談にしてはタチが悪い。
昼間の刑事が言っていた。
誰かが店のパソコンを使って書き込みをしていた、と。
あのストーカーが店の事務所にあるパソコンを使えるわけがない。
いや、だが、ストーカーは平気で住居侵入などをやらかすと聞いたこともある。だから俺のせいだ、と?
10分たっても返事がなく、藍はいてもたってもいられなくなった。
直哉に電話をかけるが、コール音だけが虚しく鳴り響く。
引越しは翌日だから、刑事が帰ったあと、なんとか気をひきしめて荷造りを終わらせた。
動くたびに肩や背中が痛かった。
コンビニで買ったごはんを食べ終え、スーツケースに当面の荷物をつめこんでいたとき、スマホが鳴った。
メッセージアプリでの連絡だった。
「ごめん。全部俺のせいだ。死んでお詫びする」
短いそのメッセージに藍は目を疑った。
どういうこと?
急に心臓がばくばくする。スマホを持つ手が震える。
「どういうことですか?」
メッセージを返して返事を待つが、何も返ってこない。
冗談にしてはタチが悪い。
昼間の刑事が言っていた。
誰かが店のパソコンを使って書き込みをしていた、と。
あのストーカーが店の事務所にあるパソコンを使えるわけがない。
いや、だが、ストーカーは平気で住居侵入などをやらかすと聞いたこともある。だから俺のせいだ、と?
10分たっても返事がなく、藍はいてもたってもいられなくなった。
直哉に電話をかけるが、コール音だけが虚しく鳴り響く。