LE CIEL BRILLANT 〜無職29歳、未経験の仕事に挑戦したらジュエリーデザイナーにこっそり溺愛されてました〜

12 誘われて

 店を出てすぐ、藍は直哉に食事に誘われた。純麗はすでに帰路についている。

「あ、へんな意味じゃないよ、ちょっと聞きたいことがあって」

 言い訳するように付け加える直哉。断りづらくて、藍は了承した。

 良かった、おいしいお店があるんだ。直哉はにこっと笑った。

 夜なのに、藍にはそれが(まぶ)しく見えた。



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