推し過ぎた悲劇のラスボスと、同化しちゃった!
「ああ……それで……確かにシュレジエンは、あの顔の割には女子とまったく話していないと思っていた。親しい友人も男ばかりだな」
「シュレジエン先輩に話しかけたい女子は、校内にもたくさんいると思いますけど……それを全部を相手するなんて、シュレジエン先輩の大事な時間を削ることになります。だから、ファンとしては、そうしたくないんだと思います。もし、彼が望んだ女の子なら、それは納得出来るけど……みたいな感じでしょうか」
「……なるほどね。けど、シンシアはそんなシュレジエンに好まれて、何にも思わないの?」
「さっきも言ったと思いますけど、私の好みはディミトリです! こういう涼やかで端正な顔が、とても好きなんです! シュレジエン先輩の顔は、私から見ると甘すぎるっていうか……」
「わかった……わかった。シンシアの言いたいことは、わかったよ」
なぜか顔を赤くしたディミトリは、私の言葉を遮った。これって前々から言っていることと、ほぼ変わらないと思うんだけど……。
「……ディミトリって、シュレジエン先輩と話したことあるんですか?」
「シュレジエン先輩に話しかけたい女子は、校内にもたくさんいると思いますけど……それを全部を相手するなんて、シュレジエン先輩の大事な時間を削ることになります。だから、ファンとしては、そうしたくないんだと思います。もし、彼が望んだ女の子なら、それは納得出来るけど……みたいな感じでしょうか」
「……なるほどね。けど、シンシアはそんなシュレジエンに好まれて、何にも思わないの?」
「さっきも言ったと思いますけど、私の好みはディミトリです! こういう涼やかで端正な顔が、とても好きなんです! シュレジエン先輩の顔は、私から見ると甘すぎるっていうか……」
「わかった……わかった。シンシアの言いたいことは、わかったよ」
なぜか顔を赤くしたディミトリは、私の言葉を遮った。これって前々から言っていることと、ほぼ変わらないと思うんだけど……。
「……ディミトリって、シュレジエン先輩と話したことあるんですか?」