あなたが遊びでも私は本気でした。〜高校教師と女子高生の恋物語〜
「なぁ、飯食って帰らねえ?」
「ハァ!?あきアンタ何を家に帰れば神山さんが作ってくれたご飯が……」
「神山さんたちには悪いけど、俺今日は外食の気分」
「はるかは?」
「私は……」


はるかが、どうしようか迷っていると、澪花(れいか)がはるかの腕をつかみいってくる。



「お姉ちゃん、澪花は外食がいい!!」
「うん。じゃあ、食べて帰ろう?」
「やったー」



そして。
はるかたちは中華料理店に入る。



「いっただきます!」
「美味しいー」
「あすかも、食べて帰ればよかったのに」
「仕方ないだろう?今日はおじさんが帰ってくるみたいだからな」


あすかも誘ったが、今日は父親が帰ってくるからということでお断りされたのだ。
そして。
食事が終わり会計をすませて、家に帰ることに……。



「じゃあ、帰るか」
「うん」


そして。
家に帰り着くと……。


「あんた達、こんな時間まで何してたんだい!!」
「何って、鷹兄たちと買い物行ってただけ!」


帰りつくとはるかたちに詰め寄る。
そして。
短気な義母(ははおや)は、澪花(れいか)に手をあげようとする……。



「れ、澪花(れいか)!!疲れてるでしよう!?お風呂入ろうか?」
「うん。お兄ちゃんたち先にお風呂入るね!!」



逃げるようにして2人は浴室へ向かう。




「はぁ、お姉ちゃんとお風呂入るの今日が最後かぁ」
「澪花……」


はるかに懐いている妹の澪花。
鷹大のマンションで暮らすのがとても寂しいのだ。



「大丈夫だよ」
「お姉ちゃん……」
「休みの時に泊まりきたらいいし、学校で会えるんだし、ね?」
「うん」



そして。
はるかは澪花とこの日寝ることにした。
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