育児に奮闘していたら、イケメン整形外科医とのとろあま生活が始まりました
プロローグ~私の宝物~
人には、守らなければいけないものがある。
人物であったり、物であったり、それは人によって様々だと思う。
「ママ、だっこ」
私にとっての守らなければならないものーー。
それは、今目の前で屈託のない笑顔で抱っこをせがんでいる、小さな命。
2年前、私はこの子を1人で産むことになった。
初めての出産で怖いことがたくさんあったけれど、産声を聞いた瞬間、今までの辛さも、これから待ち受けている不安もすべて吹き飛んでいった。
抱きしめた瞬間あたたかくて、でも、すぐに壊れてしまいそうなこの小さな命を、私は1人で守って行くと心に決めたの。
ーーあなたに出会うまでは。
「美優のことも妃織のことも、全部俺に任せて欲しい」
そう言われた瞬間、私の中でのなにかが変わった。
これから先、すべてを1人で背負っていくものだと勝手に決めていたから……。
それでも、私のことも妃織のことも愛してくれると言ったあなたは、私にとって特別な存在。
それは、この先何十年と変ることはない。
私もあなたを、愛しているからーー。
人物であったり、物であったり、それは人によって様々だと思う。
「ママ、だっこ」
私にとっての守らなければならないものーー。
それは、今目の前で屈託のない笑顔で抱っこをせがんでいる、小さな命。
2年前、私はこの子を1人で産むことになった。
初めての出産で怖いことがたくさんあったけれど、産声を聞いた瞬間、今までの辛さも、これから待ち受けている不安もすべて吹き飛んでいった。
抱きしめた瞬間あたたかくて、でも、すぐに壊れてしまいそうなこの小さな命を、私は1人で守って行くと心に決めたの。
ーーあなたに出会うまでは。
「美優のことも妃織のことも、全部俺に任せて欲しい」
そう言われた瞬間、私の中でのなにかが変わった。
これから先、すべてを1人で背負っていくものだと勝手に決めていたから……。
それでも、私のことも妃織のことも愛してくれると言ったあなたは、私にとって特別な存在。
それは、この先何十年と変ることはない。
私もあなたを、愛しているからーー。
< 1 / 148 >