育児に奮闘していたら、イケメン整形外科医とのとろあま生活が始まりました
車から降りてすぐ、晃洋さんの腕を引っ張って水族館の方へと走って行く妃織。
歩きながら支度をしている私の方へと向かって「ママはやくしてよー!」と言う声が聞こえてくる。
もたもたしている私に「もう、おそい」と頬を膨らませながら拗ねている妃織に誤って、券売機で入場券を購入。
妃織を真ん中にして、3人で手を繋いで水族館内へと足を踏み入れた。
「わぁ……相変わらず、すごい」
入場するなり目に飛び込んでくるのは、この水族館の1番のメインである巨大水槽。
大きな水槽内を優雅に遊泳している魚たちは相変わらず綺麗で、見ている者を魅了してしまうくらいだ。
その中でもひと際目立つエイは、大きなヒレをゆっくりと動かしながら堂々と水槽内を泳いでいる。
その姿は美しく、妃織も釘付けになっているようだった。
「キレイね」
「うん。のれる?」
「あはは。妃織が乗ったら、エイさんつぶれちゃうよ?」
「でもー、これにのったらアメリカにいけるかもしれないもん。そうすれば、パパにずぐにあえるよ」
深い意味は、ないと思う。
ただたの、子どもならではの発想にすぎない。
それなのに、妃織の言葉になぜか胸の辺りがチクリと痛んだような気がした。
妃織の横に並んで一緒に水槽を眺めていた晃洋さんも、驚いた様子で妃織のことを見つめている。
歩きながら支度をしている私の方へと向かって「ママはやくしてよー!」と言う声が聞こえてくる。
もたもたしている私に「もう、おそい」と頬を膨らませながら拗ねている妃織に誤って、券売機で入場券を購入。
妃織を真ん中にして、3人で手を繋いで水族館内へと足を踏み入れた。
「わぁ……相変わらず、すごい」
入場するなり目に飛び込んでくるのは、この水族館の1番のメインである巨大水槽。
大きな水槽内を優雅に遊泳している魚たちは相変わらず綺麗で、見ている者を魅了してしまうくらいだ。
その中でもひと際目立つエイは、大きなヒレをゆっくりと動かしながら堂々と水槽内を泳いでいる。
その姿は美しく、妃織も釘付けになっているようだった。
「キレイね」
「うん。のれる?」
「あはは。妃織が乗ったら、エイさんつぶれちゃうよ?」
「でもー、これにのったらアメリカにいけるかもしれないもん。そうすれば、パパにずぐにあえるよ」
深い意味は、ないと思う。
ただたの、子どもならではの発想にすぎない。
それなのに、妃織の言葉になぜか胸の辺りがチクリと痛んだような気がした。
妃織の横に並んで一緒に水槽を眺めていた晃洋さんも、驚いた様子で妃織のことを見つめている。