育児に奮闘していたら、イケメン整形外科医とのとろあま生活が始まりました
それをわかって「日本に残っていて」と言ってくれている晃洋さんの気持ちを、私だけの気持ちだけで踏みにじることはできない。
「妃織、イルカさん見ようか」
「うん!! みたいみたい! ジャンプするかなー?」
ウキウキした妃織を連れてイルカのいる水槽へと向かうと、ちょうどイルカショーが始まる15分前だった。
観覧席へと案内された私たちは、1番いい席に並んで腰かける。
前に来たときはショー開始のギリギリに観覧席へ入ったから、イルカから離れた場所に座ることになってしまった。
でも、今回はかなり至近距離でイルカを見ることが出来そう。
「いい席ですね」
「本当、早く入って正解だったな」
「はい。妃織もずっと嬉しそうにしてます」
「イルカ、本当に好きなんだな」
そう言いながら妃織の頭を撫でている晃洋さんの瞳は本当に優しくて、とても血が繋がっていないなんて思えない。
ーーあぁ、今がずっと続いて欲しい。
明日も明後日も、こうして3人で過ごせたらいいのに。
晃洋さんがアメリカへ発つ日が近付くにつれて「一緒に過ごしたい」という気持ちが膨らんでくる。
私が1番応援してあげないとダメなのに。
「ママー、どうしたの?」
妃織に声を掛けられて、ハッと我に返った。
せっかく3人で出かけられる最後の日なのに、私がこんなんじゃダメだ。
笑って過ごさないと、きっと後悔する。
「妃織、イルカさん見ようか」
「うん!! みたいみたい! ジャンプするかなー?」
ウキウキした妃織を連れてイルカのいる水槽へと向かうと、ちょうどイルカショーが始まる15分前だった。
観覧席へと案内された私たちは、1番いい席に並んで腰かける。
前に来たときはショー開始のギリギリに観覧席へ入ったから、イルカから離れた場所に座ることになってしまった。
でも、今回はかなり至近距離でイルカを見ることが出来そう。
「いい席ですね」
「本当、早く入って正解だったな」
「はい。妃織もずっと嬉しそうにしてます」
「イルカ、本当に好きなんだな」
そう言いながら妃織の頭を撫でている晃洋さんの瞳は本当に優しくて、とても血が繋がっていないなんて思えない。
ーーあぁ、今がずっと続いて欲しい。
明日も明後日も、こうして3人で過ごせたらいいのに。
晃洋さんがアメリカへ発つ日が近付くにつれて「一緒に過ごしたい」という気持ちが膨らんでくる。
私が1番応援してあげないとダメなのに。
「ママー、どうしたの?」
妃織に声を掛けられて、ハッと我に返った。
せっかく3人で出かけられる最後の日なのに、私がこんなんじゃダメだ。
笑って過ごさないと、きっと後悔する。