育児に奮闘していたら、イケメン整形外科医とのとろあま生活が始まりました
それでもなんとか涙を堪えて、精一杯の笑顔で晃洋さんから身体を離した。
晃洋さんも笑顔で、大きく手を振りながら搭乗口の方へと向かって行く……はずが、なにかを思い出したように、こちらへと戻って来る。
「忘れてた」
「えっ?」
「美優、愛してる。帰ってきたら、結婚しよう」
そう言いながらスーツのポケットから小さな箱を取り出した晃洋さん。
そして、周りに人がたくさんいるのにも関わらず、私の目の前で跪いてその小さな紺色の箱を差し出した。
箱の中には、1粒のダイヤモンドがキラキラと輝く婚約指輪が入っている。
「う、嘘でしょ……」
泣かないって決めたはずなのに、こんなことをされてはもう涙を止めることはできない。
「嘘じゃない。俺はもう、美優しかいらないんだ」
「うぅ……嬉しいですっ……」
晃洋さんはそっと私の左手を取り、薬指に指輪を通していく。
そのままもう一度抱きしめると「待っていてな」と耳元で囁いた。
まさか。まさかこのタイミングでプロポーズされるなんて、夢にも思わなかった。
一生忘れることができない、最高のプロポーズだ。
そして今度こそ搭乗口へと向かった晃洋さんは、笑顔で手を振りながらアメリカへと旅立って行った。
私は、ここで妃織と一緒に晃洋さんの帰りを待つんだ。
なにがあっても。ずっと、ずっと……。
晃洋さんも笑顔で、大きく手を振りながら搭乗口の方へと向かって行く……はずが、なにかを思い出したように、こちらへと戻って来る。
「忘れてた」
「えっ?」
「美優、愛してる。帰ってきたら、結婚しよう」
そう言いながらスーツのポケットから小さな箱を取り出した晃洋さん。
そして、周りに人がたくさんいるのにも関わらず、私の目の前で跪いてその小さな紺色の箱を差し出した。
箱の中には、1粒のダイヤモンドがキラキラと輝く婚約指輪が入っている。
「う、嘘でしょ……」
泣かないって決めたはずなのに、こんなことをされてはもう涙を止めることはできない。
「嘘じゃない。俺はもう、美優しかいらないんだ」
「うぅ……嬉しいですっ……」
晃洋さんはそっと私の左手を取り、薬指に指輪を通していく。
そのままもう一度抱きしめると「待っていてな」と耳元で囁いた。
まさか。まさかこのタイミングでプロポーズされるなんて、夢にも思わなかった。
一生忘れることができない、最高のプロポーズだ。
そして今度こそ搭乗口へと向かった晃洋さんは、笑顔で手を振りながらアメリカへと旅立って行った。
私は、ここで妃織と一緒に晃洋さんの帰りを待つんだ。
なにがあっても。ずっと、ずっと……。