育児に奮闘していたら、イケメン整形外科医とのとろあま生活が始まりました
看護師さんにそう促され、妃織を抱えて膝の上に座らせた。緊張しているのか、妃織の身体がガチガチにこわばっている。
体制が整うと看護師さんが妃織の身体を抑えつけ「先生、お願いします」と指示を出した。
それと同時にギプスカッターのスイッチが入り、妃織の左下肢にあるギプスへと刃を入れた。
ーーギギギギギ!!
と、ものすごい音が、病室内に響き渡る。
大きな音に驚いた妃織は案の定泣き出し、「ママ!! これイヤ!! こわい!!」と、上半身をめいっぱいくねらせて逃げようとする。
「妃織ちゃん大丈夫よ! もうすぐ終わるから」
看護師さんが必死になって妃織の身体を抑えつけてはいるが、妃織も負けるものかとばかりに必死に抵抗している。そんな光景がおかしいのか、山内先生が少しだけ口角を上げていることに気が付いた。
余裕だなぁ……。さすが、毎日たくさんの患者さんの相手をしているだけのことはある。
こんな風に笑うことができるくらい、余裕なんだ。
まぁ、私は必死なんですけれど。
「ほーら! 妃織ちゃんよく頑張った!! 終わったよ」
山内先生がギプスカッターの電源を切ると、たちまち静けさを取り戻す病室。
ギプスカッターの音が聞こえなくなったのと同時に妃織も泣き止み、山内先生のことをまじまじと見つめている。
体制が整うと看護師さんが妃織の身体を抑えつけ「先生、お願いします」と指示を出した。
それと同時にギプスカッターのスイッチが入り、妃織の左下肢にあるギプスへと刃を入れた。
ーーギギギギギ!!
と、ものすごい音が、病室内に響き渡る。
大きな音に驚いた妃織は案の定泣き出し、「ママ!! これイヤ!! こわい!!」と、上半身をめいっぱいくねらせて逃げようとする。
「妃織ちゃん大丈夫よ! もうすぐ終わるから」
看護師さんが必死になって妃織の身体を抑えつけてはいるが、妃織も負けるものかとばかりに必死に抵抗している。そんな光景がおかしいのか、山内先生が少しだけ口角を上げていることに気が付いた。
余裕だなぁ……。さすが、毎日たくさんの患者さんの相手をしているだけのことはある。
こんな風に笑うことができるくらい、余裕なんだ。
まぁ、私は必死なんですけれど。
「ほーら! 妃織ちゃんよく頑張った!! 終わったよ」
山内先生がギプスカッターの電源を切ると、たちまち静けさを取り戻す病室。
ギプスカッターの音が聞こえなくなったのと同時に妃織も泣き止み、山内先生のことをまじまじと見つめている。