育児に奮闘していたら、イケメン整形外科医とのとろあま生活が始まりました
久しぶりに見た妃織の左足。なんとなく、痩せている様に感じた。
キョトンとしたままの妃織を看護師さんが抱きかかえると、大きな洗面器に溜めてあったぬるま湯で妃織の左下肢をきれいにしてくれている。「あったかいね」と言っている妃織のご機嫌はいいみたいで安心した。
「ママ! ひおのあし、だいじょうぶになった!!」
タオルで左下肢を拭いたあと、妃織が私のところへ駆け寄って来る。でも、久しぶりに自分の足で歩いているからなのか、少し感覚がおかしいみたいで歩き方に違和感がある。
「よかったね、妃織」と、妃織のことを抱きかかえると笑顔で私のことを見つめていて、久しぶりにこんな妃織の笑顔を見たような気がした。なにがともあれ、ギプスが外れて一安心だ。
「今日から左足は全荷重可能ですので、どんどん歩いてくださいね。妃織ちゃん、歩けるかな?」
「うん!! ひお、おそとのこうえんいきたい!!」
元気よくそう言った妃織。長い期間室内での生活に、飽き飽きしているのだろう。行動も制限されていて思うように動けなかった妃織は、大きな声で「公園に行きたい」と言っている。
「あはは! 公園はまだダメだなぁ。もう少し待ってね」
「えー。まだダメなんだぁ」
口を尖らせて拗ねた妃織だったけれど、駄々をこねたりはしなかった。少し前なら泣きわめいていたかもしれないけれど、この入院生活で、なんとなく我慢強くなった気がする。
キョトンとしたままの妃織を看護師さんが抱きかかえると、大きな洗面器に溜めてあったぬるま湯で妃織の左下肢をきれいにしてくれている。「あったかいね」と言っている妃織のご機嫌はいいみたいで安心した。
「ママ! ひおのあし、だいじょうぶになった!!」
タオルで左下肢を拭いたあと、妃織が私のところへ駆け寄って来る。でも、久しぶりに自分の足で歩いているからなのか、少し感覚がおかしいみたいで歩き方に違和感がある。
「よかったね、妃織」と、妃織のことを抱きかかえると笑顔で私のことを見つめていて、久しぶりにこんな妃織の笑顔を見たような気がした。なにがともあれ、ギプスが外れて一安心だ。
「今日から左足は全荷重可能ですので、どんどん歩いてくださいね。妃織ちゃん、歩けるかな?」
「うん!! ひお、おそとのこうえんいきたい!!」
元気よくそう言った妃織。長い期間室内での生活に、飽き飽きしているのだろう。行動も制限されていて思うように動けなかった妃織は、大きな声で「公園に行きたい」と言っている。
「あはは! 公園はまだダメだなぁ。もう少し待ってね」
「えー。まだダメなんだぁ」
口を尖らせて拗ねた妃織だったけれど、駄々をこねたりはしなかった。少し前なら泣きわめいていたかもしれないけれど、この入院生活で、なんとなく我慢強くなった気がする。