束の間を超えて ~片想いする同僚兼友人に、片想いをした~ 【番外編追加済】
 結局この日は朝も夜も洋輔にからかわれ、甘やかされ、彩子は息も絶え絶えにその一日を終えた。

 洋輔の容赦ない攻撃に彩子は瀕死状態だが、それでも洋輔の心がすっかり晴れているのがわかって、彩子は安堵した。


 きっとまだ胸は痛むだろうが、それでも前向きになっているのがわかる。

 洋輔が前を向き続けられるように、彩子はこれからもずっとそばで支えてやろうと思った。



 そして、この日を境に洋輔は人が変わったように甘さを醸しだすようになった。
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