束の間を超えて ~片想いする同僚兼友人に、片想いをした~ 【番外編追加済】
「こんにちは。彩子さんとお付きあいさせてもらっている、松藤洋輔と言います」
「あ、はい。弟の裕哉です。いつも姉がお世話になってます」
「いいえ、こちらこそ。これ、好きだって聞いたから、よかったら」
「え、ありがとうございます。え! えいひれじゃないですか! ありがとうございます! 松藤さんいい人ですね! こんなイケメンなのに」
弟とはいえ、家族に会うのはさすがに洋輔も緊張したが、裕哉のオープンな物言いにこれなら上手くやれそうだと思った。
「ははっ、喜んでくれてよかった」
「裕哉! 失礼っ!」
「ごめん、姉ちゃん。でも、本当にいい人じゃんか」
「……そんなことはわかってるよ……」
「裕哉くん。彩子さんのこと看ててくれてありがとうございます」
洋輔は裕哉に対して深く頭を下げた。
「えっ!? ちょっと頭上げてください」
「俺が彩子のそばにいられなかったから。ずっと体調のこと気になってたんだ。でも、裕哉くんが世話してくれてるって聞いて安心した。今日はそのお礼が言いたかったんだよ」
お礼を言いたかったのは本当だ。ずっと彩子のことが気になっていた。
あとで彩子から弟に助けてもらったと聞いて、深く感謝したのだ。
「あ、はい。弟の裕哉です。いつも姉がお世話になってます」
「いいえ、こちらこそ。これ、好きだって聞いたから、よかったら」
「え、ありがとうございます。え! えいひれじゃないですか! ありがとうございます! 松藤さんいい人ですね! こんなイケメンなのに」
弟とはいえ、家族に会うのはさすがに洋輔も緊張したが、裕哉のオープンな物言いにこれなら上手くやれそうだと思った。
「ははっ、喜んでくれてよかった」
「裕哉! 失礼っ!」
「ごめん、姉ちゃん。でも、本当にいい人じゃんか」
「……そんなことはわかってるよ……」
「裕哉くん。彩子さんのこと看ててくれてありがとうございます」
洋輔は裕哉に対して深く頭を下げた。
「えっ!? ちょっと頭上げてください」
「俺が彩子のそばにいられなかったから。ずっと体調のこと気になってたんだ。でも、裕哉くんが世話してくれてるって聞いて安心した。今日はそのお礼が言いたかったんだよ」
お礼を言いたかったのは本当だ。ずっと彩子のことが気になっていた。
あとで彩子から弟に助けてもらったと聞いて、深く感謝したのだ。