束の間を超えて ~片想いする同僚兼友人に、片想いをした~ 【番外編追加済】

2. 知らなかった真実

 久しぶりの日本での出勤日。

 商品企画部の部屋に入れば大歓迎を受けた。

 向こうでの話を聞きたいとあちこちから声が上がり、この日は部のメンバーで昼食をとった。

 変わらずに接してくれるメンバーがいるのはありがたい。一年間離れていたが、以前と同じ空気で仕事をすることができた。



 そんな中、珍しい人物から連絡が入った。坂本恵美だ。

 彩子のことで話があるという。

 定時後に時間をくれというから、洋輔はそれに承諾の返事をした。彩子の話と言われれば断れるわけがない。


 坂本には会議室を取っておくと言われたから、洋輔は定時後に教えられた会議室へと向かった。


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