束の間を超えて ~片想いする同僚兼友人に、片想いをした~ 【番外編追加済】
「ごめん、お待たせ」
会議室に入れば、すでに坂本が待っていた。
「ううん、来てくれてありがとう」
「それで話って……」
「うん、彩子から全部聞いた」
どこか険のある声音だった。
「うん……」
「全部だよ、全部」
「うん……?」
付きあっていることを言っているのだと思ったが、どうもそれだけではないらしい。
「彩子、松藤くんは小谷さんのことが好きだって言ってた」
「え……」
洋輔はさーっと血の気が引いていくのがわかった。
会議室に入れば、すでに坂本が待っていた。
「ううん、来てくれてありがとう」
「それで話って……」
「うん、彩子から全部聞いた」
どこか険のある声音だった。
「うん……」
「全部だよ、全部」
「うん……?」
付きあっていることを言っているのだと思ったが、どうもそれだけではないらしい。
「彩子、松藤くんは小谷さんのことが好きだって言ってた」
「え……」
洋輔はさーっと血の気が引いていくのがわかった。