束の間を超えて ~片想いする同僚兼友人に、片想いをした~ 【番外編追加済】
折戸彩子は文具メーカー『genlet』に勤める商品企画部の社員だ。新卒で入社して以来、商品企画部で文具の企画に携わってきた。入社五年目の今年は後輩の育成担当にも任命され、充実した日々を送っている。趣味を兼ね備えたこの仕事が彩子は大好きだ。
彩子の文具好きは小学生のころからで、当時はおこづかいを貯めては近くの文具店に通っていた。この業界へ進もうと決めたのも中学生のころと、周りと比べれば将来設計が早かったように思う。いつか自分の考えた商品を世に送りだしたいと夢見ていた。
だから、今の会社の内定をもらったときには大喜びしたのだ。あまりの喜びように騒ぎを聞きつけた家族に何ごとかと心配されるほどに。
夢への切符を手にした彩子はそれはもう仕事に打ち込んだ。仕事が楽しくて楽しくてしかたなかったのだ。
気づけばもう四年以上も仕事中心の生活になっている。もしかしたらそれは恋人がいないこともその一因なのかもしれない。
彩子の文具好きは小学生のころからで、当時はおこづかいを貯めては近くの文具店に通っていた。この業界へ進もうと決めたのも中学生のころと、周りと比べれば将来設計が早かったように思う。いつか自分の考えた商品を世に送りだしたいと夢見ていた。
だから、今の会社の内定をもらったときには大喜びしたのだ。あまりの喜びように騒ぎを聞きつけた家族に何ごとかと心配されるほどに。
夢への切符を手にした彩子はそれはもう仕事に打ち込んだ。仕事が楽しくて楽しくてしかたなかったのだ。
気づけばもう四年以上も仕事中心の生活になっている。もしかしたらそれは恋人がいないこともその一因なのかもしれない。