束の間を超えて ~片想いする同僚兼友人に、片想いをした~ 【番外編追加済】
「俺ね、今までの人たちとはセックスできなかったんだよ……小谷の顔がちらついて、どうしても最後までできなかった」
「え? でも……」
彩子が思わず驚きの声を上げた。
「そう、彩子とはできた。たぶん、もうあのときには随分彩子に惹かれてた。自覚してなかっただけで……でも、そこからはあっという間だった。彩子に触れるたびに、彩子に惹かれていった。ただ、まだ小谷への気持ちは消えてなかったから、つい小谷を構ってしまうことがあって、でも、そのときに小谷に嫉妬してくれない彩子に、苛立ちを覚えるようになってた」
「えぇ?」
彩子は本当に信じられないという顔をしている。
「本当だよ? でも決定的に彩子を好きだって思ったのは、あのとき……ひどい抱き方をしてしまったあのとき……いや、そのあとだった。あの日、大隆と小谷が婚約したって聞いて、俺ショック受けたんだよ。彩子に惹かれてるはずなのに。だからショックを受けたことが許せなかった。自分の想いがわからなくなった。そんな状態で彩子に触れられて、つい理性を失ってしまった……あのときのことは今も許されることじゃないって思ってる。本当にごめん……」
彩子は勢いよく首を振っている。
「え? でも……」
彩子が思わず驚きの声を上げた。
「そう、彩子とはできた。たぶん、もうあのときには随分彩子に惹かれてた。自覚してなかっただけで……でも、そこからはあっという間だった。彩子に触れるたびに、彩子に惹かれていった。ただ、まだ小谷への気持ちは消えてなかったから、つい小谷を構ってしまうことがあって、でも、そのときに小谷に嫉妬してくれない彩子に、苛立ちを覚えるようになってた」
「えぇ?」
彩子は本当に信じられないという顔をしている。
「本当だよ? でも決定的に彩子を好きだって思ったのは、あのとき……ひどい抱き方をしてしまったあのとき……いや、そのあとだった。あの日、大隆と小谷が婚約したって聞いて、俺ショック受けたんだよ。彩子に惹かれてるはずなのに。だからショックを受けたことが許せなかった。自分の想いがわからなくなった。そんな状態で彩子に触れられて、つい理性を失ってしまった……あのときのことは今も許されることじゃないって思ってる。本当にごめん……」
彩子は勢いよく首を振っている。